SS級の重要指標である雇用統計。
今月の発表時のドル円の値動きは以下のとおりです。
予想はプラス17.5万人。結果はプラス15.6万人と予想より悪い結果。
それを受けて、103.8から103.2まで急落後、わずか数分で往って来い
の下ヒゲをつけた急上昇。いったんは雇用統計は発表前の
水準を上回るドル高水準まで上昇しました。
わずか10分間で70pipsの値動きです。
この激しい乱高下、理由はこのように説明がつきます。
最初の下落は雇用統計の悪化を受けて
利上げ期待が後退したのでドル安。
その後の上昇は、金融緩和継続期待による
株価上昇にともなうリスクテイクの流れからの
ドル買いです。
今回の値動きで注目したいのは
じりじりと円高方向に下がっていたドル円が
雇用統計発表前に上昇していたこと。
売り込んでいた人間が雇用統計前に怖くなって
買い戻したということでしょうか・・
ともかくも、今回の雇用統計では指標発表前に
ポジションを持っていれば、ショートでもロングでも
利益を出すチャンスがあったというわけで
最近、重要指標時にはこういう乱高下が多いんですよね。
だから、指標前に両建てして上下で利益を取るという手法、
アリだと思います(^^)
備考
当日のNYダウは-0.15%の小幅下落。
年内利上げ予想は変わらず。